OSK日本歌劇団は、1922年に松竹楽劇部として結成。大阪の伝統文化として多くの舞台で活躍し、2022年には100周年を迎える。今回は“唯一無二の男役”と称されるトップスター、桐生麻耶さんにお話をうかがう。
2021年3月には、特別専科へ移籍する桐生さん。当初、この4月に上演予定だったラストステージは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、約1年越しでようやく実現。不屈のトップとして君臨し続けたスターは、今、どのような想いを抱いているのだろうか。
◆本拠地・大阪で最後の公演
――トップスターとして最後の舞台、どのような想いがありますか?
あまり今の立場としては、最後の舞台だっていう意識が自分の中ではないですね。普段通りに、いらしてくださったお客様の良い思い出となるように、「OSKを観に来てよかったな」「レビューっていいな」と思ってもらうように、舞台をつとめる。その方が優先順位が上という感じですね。
――ご自身のことよりも、やはりそちらの方が大事なんですね。
そうですね。自分自身は、もちろん芸事と向き合いますが、なるようにしかならないので。それよりも、確実に見えているもの、確実に積み重ねれば届くものに対して向き合えたらいいなと思っています。
◆トップスターの昔を振り返る
――「完璧な男役」のイメージが強いですが、桐生さんは自分をどんな性格だと思っていますか?
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