神戸・長田で生き抜く果物店 震災復興時も今も人気は「かりんの蜂蜜漬」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸・長田で生き抜く果物店 震災復興時も今も人気は「かりんの蜂蜜漬」

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 2020年末、兵庫県内にある11の信用金庫が共同で開催した「しんきん食のオンライン商談会 まんぷく兵庫2020」。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、商談会の延期や中止が多々ある中、「各企業を支援するために」と実施された。

 今回、神戸信用金庫本店のオンライン商談会(11日)参加企業のなかから、「西本果物店」(神戸市長田区)の西本隆一さんに、オンラインを通じて取り組みを聞いた。

 神戸の果物専門店の理事長も務める、西本さん。近年、青果店などが減少傾向にあるものの、長田神社前商店街に構える店舗で、昭和16年創業の「西本果物店」の2代目として地域に根ざして経営を続ける。

「仲間をいろいろ見ていますと、食材を外へ売っているだとか、特別いい場所で売っているとか、嫁さんがべっぴんさんだとか(笑)、そういう要素がないとなかなか(お店の経営が)できにくい状況ではあります」と、西本さんは実情を語る。

 同社では「かりんの蜂蜜漬」が好評。阪神・淡路大震災の時には、女優の黒田福美さんがテレビを通して長田神社前商店街を応援した影響もあってか、「かりんの蜂蜜漬」がその当時、半年で1千本もの売上だったというエピソードも紹介。現在もロングセラー商品として愛されている。

かりんの蜂蜜漬
かりんの蜂蜜漬

 また、毎月1日は長田神社の「おついたち参り」の際は、長田神社前商店街が割引セールなどの「ぽっぺん市」を実施。「女性の方々をはじめ、長田神社でお茶会をして、帰っていく道すがらにお買い物をしていただくというケースが多いですね」と語っていた。

ラジオ関西の三上公也アナウンサー(写真左)と、「西本果物店」の西本隆一さん
ラジオ関西の三上公也アナウンサー(写真左)と、「西本果物店」の西本隆一さん(※撮影時にマスクを外していただきました)

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年1月5日放送回より


◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』アーカイブ記事
https://jocr.jp/raditopi/tag/mikami-company-visit/

◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』番組ブログ
https://jocr.jp/houmon/


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年1月5日放送回 音声

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