住みやすさアジア2位の神戸市、外国人向け就労情報サイト「WORK IN KOBE」開設 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

住みやすさアジア2位の神戸市、外国人向け就労情報サイト「WORK IN KOBE」開設

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――アジアのなかでは東京と並んで神戸が2位なんですね。ところで、外国人の方が困ったことがあったとき、神戸市としては支援をされているんですか?

外国人が神戸に来られた場合、神戸国際交流センター(通称KIC)にて、外国人の生活支援を実施しています。例えば日本語の学習、病気になった時には病院での通訳、住むにあたっての手続きの相談サービス等を実施しています。外国人が安心して暮らせるといった面においてはトップクラスを誇っていると思います。

――では、雇用する側について教えてください。企業が外国人を採用するメリットはどこにありますか?

今はコロナで減ってはいますが、外国人観光客、いわゆるインバウンドの対応として外国語ができる方を採用するというのがひとつ。もうひとつは、ベトナムや中国に工場がある、あるいはそこから物を買っているなど、海外に展開されている企業が、相手国との対応窓口として、その国の方を採用しています。最後は、技術者採用です。日本人は人手不足で採用できないなか、スキルを持った外国人を採用するといったニーズがあります。

――本当にいろんな所で外国人が活躍されているんですね。ただ、突然企業に外国人が入社して、文化や言葉が違うことで壁が生まれたりしませんかね?

何の準備もなしにいきなり外国の方が会社に来ると、まず社員の方がびっくりするし、全然対応もできないということで、外国人の方が孤立化するということもあります。そこで、外国人を採用する企業に対しては、受け入れるにあたってのいろいろな会社内での準備を私たちの方で支援しています。例えばインドネシアやムスリムの方を採用する際は「お祈りの時間を確保してあげてください」とか。外国人が活躍できるような環境整備ということで、企業側にセミナーやお話をするようにしています。

――なるほど、企業側にもきちんと支援があるんですね。今はコロナの影響もありますが、今後、外国の方は神戸に増えていきそうですか?

コロナの直前の1年前までは、空前の人手不足で外国人の方がどんどん増えていました。今はコロナで少し止まっていますが、基本的な人手不足感は今後も変わらないと認識しています。企業側に話を聞いても「来年度もほぼ通年通り採用をする」という話が多いので、外国人採用は今後も益々増えていくと思います。

――では、今後どんな風にこの「WORK IN KOBE」を活用して欲しいですか?

これを見れば、日本のなかで神戸がどんな町で、どんな生活環境で、どんな企業があって、あるいはどんな手続きが必要か、そういったことがひとつのホームページ内ですべてご覧いただけるように作っています。併せて、Facebookページも立ち上げたので、ぜひフォロワーになって活用して、神戸で活躍していただきたいと考えています。


■「WORK IN KOBE」
【日本語版】
【ENGLISH】

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サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2021/02/21/日 09:00-09:30

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