兵庫県警災害対策課・足立雅樹課長は「コロナ禍で、消防や自衛隊など関係機関との連携を図る訓練が縮小傾向にある。さまざまな想定のもと、こうした自然災害に対応できる救助のノウハウをどう蓄積、伝承するかが問われている」と課題を挙げた。
熱海市の土石流被害での死亡者は11人(7月14日午後10時現在・死亡者の身元はすべて判明)。現在も16人の行方がわからず、捜索活動が続いている。静岡県は、被災者の入居先として県営や市営、民間の賃貸など計113戸の住宅を確保した。13日時点で128世帯、131棟が被災し、521人が熱海市内の宿泊施設に避難している。
熱海・土石流災害「土の恐ろしさ、水の怖さ…これまでにない危険が襲う」現場派遣の兵庫県警救助隊員が語る
2021/07/15