京都市中京区の会社員(30代女性)は「横浜市長選の敗北から、自民党の衆院選での危ない流れを察知して、一気に流れを変えようとしたのかなと思った。総裁選で新たな候補者も複数登場して心機一転、空気を変えられる。しかし菅首相がそこまでして自己犠牲できたのかな、という疑念もある」と心理を読んだ。
そして「印象的だったのは、任命拒否という前代未聞の問題はあったものの、学術会議のあり方に一石を投じたり、最初は困難とされたワクチンの確保や、高齢者向けの接種スピードを早めたり、難色を示した医師会などと調整して、歯科医でもワクチンを打てるようにしたりと、安倍政権の『大番頭』らしく、実務的にはよくまとめ上げたと思う」と一定の評価をした。
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自民党総裁選をめぐっては、安倍晋三・前首相が退陣した昨年と異なり、党員・党友による投票が実施され、派閥の論理だけでなく「世論」にも大きく左右されそうだ。