「ベルばら」オスカルのモデルとされた美少年の“天国と地獄” ドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ベルばら」オスカルのモデルとされた美少年の“天国と地獄” ドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』

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 映画『ベニスに死す』は大ヒットし、ビョルンは映画スターとして世界中を飛び回る忙しい毎日を送ることになります。

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 このドキュメンタリー『世界で一番美しい少年』には、『ベニスに死す』撮影のメイキングやオフショットの映像として、海岸で無邪気にはしゃぐビョルンが映し出されます。またカンヌ国際映画祭の華やかな舞台に立つビョルンの姿が出てきます。

 日本では、チョコレートのCMに出演したり、日本語でレコードデビューしたりするなどの芸能活動をしていたのですが、こうした日本での当時の記録もたっぷりと盛り込まれています。

==サブ1=

 漫画家の池田理代子さんが今作のインタビュー映像で当時の印象を語っています。

「大変な衝撃を受けました。この世の中に、こんなに美しい人がいる」

 池田さんは少女漫画「ベルサイユのばら」の原作者。この映像の中で「ベルばら」の主人公・オスカルのモデルはビョルンだったと明かしています。

 ベルばらは、コミックとして大ヒットし、アニメ・映画・宝塚歌劇団のミュージカルとして幅広く支持された作品。ビョルンが、日本の美少年ブームの火付け役になったというわけです。

 当時の熱狂からおよそ50年経ち、いまのビョルンがどうなっているかというと、ゴミだらけの汚いアパートでひとり暮らしをしていました。髪は伸び放題で、顔はしわだらけです。


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