【橋本】 (笑)。でも私、この曲は知ってました。最近のアイドルさんなんかもよくカバーしてるんですよ。おじさんウケがいいんですって。
【中将】 良し悪しは別にして、こういう歌詞が多くの男性に響くことは確かなんですよ。青い性路線は百恵さんで終わったわけじゃなく、その後のJ-POPやアイドルソングにも大きな影響を与えています。モーニング娘。のデビュー曲「モーニングコーヒー」(1998)は初めて彼氏に誘われる曲だし、SPEEDのデビュー曲「Body & Soul」(1996)に至っては「痛い事とか怖がらないで もっと奥まで行こうよいっしょに」ですからね。
【橋本】 SPEEDもデビューした時は小中学生……。でも名曲ですよね。
【中将】 あえてどれとは言いませんが、今も青い性路線の楽曲はたくさん生まれ続けています。きわどいし批判もあるだろうけど、これも昭和の日本が生んだ1つのカルチャーなんだと思います。
(※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』2022年1月1日放送回より)