バーテンダーが解説!シャンパンに匹敵するスパークリングワインとは グラス選びの豆知識も

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 神戸・花隈にある「Bar SAVOY hommage(サヴォイ・オマージュ)」の店主でバーテンダーの森崎和哉さんが、パーティーをはじめ、普段の生活でもカジュアルに楽しめるスパークリングワインについて解説。そのなかで、シャンパンと同じ製法で造られる「クレマン」を紹介した。

 一般的には大まかに、スパークリングワインは炭酸ガスを後から補う方法と、酵母の発酵によって炭酸ガスを発生させる“瓶内二次発酵”の2通りのタイプがあるが、この「クレマン」はシャンパンと同じ製法である“瓶内二次発酵”で造られている。

 ちなみにシャンパンとは、シャンパーニュ地方で厳しい規定のもと造られる発泡性ワインのことを指す。仮に同じ品種のブドウを使い、同じ製法で造られてもシャンパーニュ地方以外で生産されたものは、シャンパンとは呼ばれないという。

“瓶内二次発酵”とは、瓶詰めの際に酵母と糖分を入れて発酵させ熟成させる製法だ。酵母が糖を食べ、瓶内に炭酸ガスが発生すると同時に、酵母が死んで澱(おり)が溜まる。そして寝かせている瓶を少しずつ瓶口を下にして起こしていくことで澱が下部に移動し沈澱する。数か月から数年の熟成が終わった後にマイナス20度の塩化カルシウムで瓶口を冷やし、澱を凍らせて取り除くのだ。その後、加える糖の量で甘口・辛口の調整をして出荷するのだそう。

 そんな手間をかけて作られる「クレマン」は、炭酸ガスが時間をかけて液体に溶け込んでいるため、泡の持続性や飲んだ時の滑らかさが抜群。また、シャンパンは最低15か月以上瓶の中で熟成させるのに対して、このクレマンは最低9か月以上と決められている。

 そのクレマンのなかでも、今回、森崎さんは、「シモネ・フェブル・クレマン・ド・ブルゴーニュ」をピックアップ。このスパークリングワインは、24か月以上とかなり長い時間をかけて熟成されているため、シャンパンに匹敵する味わいが楽しめるという。

「シモネ・フェブル・クレマン・ド・ブルゴーニュ」

 ちなみに、スパークリングワインといえば栓を開けるときの大きな音を連想する方もいるだろうが、森崎さんいわく「おいしく飲むなら、なるべく音を立てない方が良い」とのこと。瓶内の内圧により栓がはじけるということは、炭酸ガスも一緒にはじけるということのため、炭酸ガスの抜けも早く劣化が進んでしまうのだそう。お祝いや楽しいパーティーの時に音を立てて盛り上がる味わいも素敵だが、その手間暇かけた繊細な泡を楽しむなら、静かに開けて静かに注ぐことがおすすめだ。

 また、森崎さんは「泡立ちを楽しみたい場合は、細くて背の高いシャンパングラスがおすすめです。逆に香りも楽しみたい場合は背が低めで丸みのあるタイプを選ぶと良いです」とグラスの選び方についてもアドバイス。よりおいしくお酒を味わうためにも、これからスパークリングワインを楽しむ際は、グラス選びにもこだわりたい。


※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2022年3月8日放送、笑ってBar「サヴォイ・ゴロー」より

◆Bar SAVOY hommage サヴォイ・オマージュ
神戸市中央区下山手通5-8-14
営業時間 16:00~23:30(LO 23:00)
定休日 日曜
電話 078-341-1208
【公式Instagram】

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