◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.73
静岡県富士市内を走る岳南電車は、富士山のふもと、富士市の吉原から岳南江尾までの9.2キロメートルを結ぶ路線です。
もともとは多くの工場からの貨物輸送と、宿場町だった吉原と国鉄駅を結ぶ路線でした。しかし近年は貨物輸送が廃止され、今は「富士山と工場夜景が見える鉄道」として注目を集めています。
JRと接続する「吉原」から2両編成の8000形ワンマンカーが出発。しばし東海道線と並走し右に分かれると、ここでまず晴れていれば富士山が正面に大きく見えてくるはずです。
「ジヤトコ前」を経て、「吉原本町(よしわらほんちょう)」は、宿場町・吉原の中心街。レトロな駅舎の近くからは吉原商店街が伸びています。工場の最盛期はかなりのにぎわいをみせたことを彷彿とさせる立派な長さです。途中には、戦時中いかりや長介さんがここに疎開していたことから「長さん小路」なる通りも存在します。
ここでランチにぜひ食べたいのが富士市名物の「つけナポリタン」。いわゆるつけ麺のイタリアン版で、パスタの上には名産の桜エビがたっぷりのっています。これを濃厚なブイヤベース風魚介スープにつけていただき、締めは割りスープで仕上げます。これが実にうまいんです。富士市の誇るB級グルメをぜひお試しください。
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