【橋本】 実は私、学生時代にこの歌をよくカラオケで歌っていました。知ったのは徳永英明さんのカバーアルバムだったんですが、歌詞が暗すぎるんでみんなで聴いたり歌ったりして「暗すぎる~」ってケタケタ笑ってましたね(笑)。誰か失恋したら「お前『わかれうた』歌えよ」なんて無理やり歌わせるノリもありました……。
【中将】 人格を疑います(笑)。
【高道】 でも、確かに失恋したときは明るい曲は聴けないもんね。悲しいとき、落ち込んだときにこういう暗いフォーク演歌を聴きたくなるのは日本人的な心情なのかもしれないね。
【中将】 フォーク演歌ってとことん日本人向けにカスタマイズされた音楽なんでしょうね。今ではあえて“フォーク演歌”と名乗る曲は少なくなったけど、そういう要素は日本のポップスに自然に溶け込んでいった気がします。
【高道】 僕は最近、米津玄師さんの曲をよく聴くんだけど、彼のメロディーの中にもフォーク演歌的な要素を感じることはありますよ。若いけどいろいろ勉強されてるのかなって思いますね。
【中将】 やはり音楽って時代を超えて連綿と続いていくものなんですね。
(※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』2022年4月23日放送回より)
◆高道 最新情報
5月8日にニューアルバム「あなたでよかった」をリリース。また6月2日、3日には東洋館・浅草フランス座演芸場にて『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ)等で多数共演した尾藤イサオとジョイントライブを開催予定。他にも首都圏、阪神圏での定期ライブ、全国での夢コンサートなど精力的に活動中。詳細は公式ホームページに掲載。