同漁協では、漁業見学船『第八ふじなみ』を新造し、漁獲の様子を見学したり、水揚したばかりの魚介類をその場で試食できる漁業見学ツアーを行っている。
これからの季節はハモが旬。漁協では厳選されたハモを、姫路城の別名・白鷺城にちなみ『白鷺鱧』という名でブランド化。同漁協が経営する直売所・食事処『姫路まえどれ市場』(姫路市白浜町)では、白鷺鱧を、湯引き、小鍋や天ぷらなどで味わえる御膳・定食のほか、丼も提供している。なお、7月31日に予定していた『白鷺鱧祭り』は、新型コロナの感染拡大を鑑みて中止とした。
また、同漁協では、春の時季には、旬のサワラの一部を坊勢ブランド『華姫(はなひめ)サワラ』として展開している。「傷がなく、ちょうど良いサイズで“男前”であることが条件」と、竹中さんは笑顔で説明。条件を満たして『華姫サワラ』となるのは漁獲量のたった1割ほど。春になったら、厳選されたその味わいも楽しみたい。