若き農業者グループが挑む「持続可能な農業」 淡路島の農地・農村と共生、新しいカタチを目指して! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

若き農業者グループが挑む「持続可能な農業」 淡路島の農地・農村と共生、新しいカタチを目指して! 

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 澄んだ空気が大地をつつむ、自然豊かな淡路島。広大な田畑がひろがる島内で新しい野菜作りに挑戦し、“農業の新たなカタチ”を追求している若手農業者グループがある。『株式会社フレッシュグループ』(兵庫県淡路市)だ。

 魅力たっぷりの淡路島野菜・ハーブを生産している同社の代表取締役・森靖一さんに話を聞いた。

株式会社フレッシュグループが生産する野菜
株式会社フレッシュグループが丹精こめて生産する野菜

「若い人たちに農業に興味をもってもらいたい」と話す森さん自身も36歳。一般的には「若い」とされる世代だ。

 しかし農業に取り組む姿勢はベテランのそれと変わりなく、つねに熱く真剣。自社での作物生産のほか、島内の農園とコラボレーションしたり、農業体験を実施したりするなど「農業を通じてローカルから日本に貢献する」をスローガンに、精力的な活動をみせる。

「淡路島北部には栽培効率の悪い中山間地(ちゅうさんかんち)の田畑が広っていて、耕作放棄地も増えているんですよ。中山間地とは、山間地やその周辺の土地、そのほか地理的条件が悪く農業をするのに不利な土地のことです。ですが、そんな土地でもじっくりと手を入れ、工夫して生産に取り組むことで、その地域らしい野菜やハーブを作ることができると考えています」(森さん)

条件が悪い土地でもしっかり取り組むことで、りっぱな作物が作れるのだという

 同社の代表的な生産物は「カラースティックにんじん」。細く縦長のスティック型が特徴で、パープル、イエロー、オレンジの3色がある。

「生食もいいですが、ソテーやグラッセなど加熱調理すると色鮮やかなツヤが出るうえに甘みが増します。カットするならスティックの形をいかした“縦切り”が見栄え抜群。カラフルな3色天ぷらもおすすめですね」(森さん)

色鮮やかなカラースティックニンジン
フレッシュグループが力をいれている「カラースティックにんじん」
あざやかな色が目にも美しく食欲をそそる
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