今一番リピートされる放送作家・長﨑周成のコミュニケーション術 「初対面の相手には隙を見せる」「有益な情報を話す」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

今一番リピートされる放送作家・長﨑周成のコミュニケーション術 「初対面の相手には隙を見せる」「有益な情報を話す」

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エンタメの仕事をしている以上、おもしろいものを作りたいというゴールはみんないっしょじゃないですか。それなのに「仕事だから」と淡々とこなしていく関係はやっぱりもったいないし、つまらないと思います。でも、仲良く打ち解けられるような関係性の相手といっしょに仕事をすれば、うれしさは倍になるんじゃないかなと思いますね。

——「友だちと仕事する」という言葉だけ見ると、馴れ合いにならないのかなと思います。そういうことはないですか?

それが逆なんですよ。友達と仕事をし続けることは超難しい。だから僕は「あがり」だと思ってるんですけど。あんなに仲良くて飲んでるとき楽しかったのに……みたいなやつと、バチバチにケンカになることもあります。たとえば、今、いっしょに会社をやっているやつは元々遊び仲間で、とても仲が良かった。でもいっしょに仕事し始めたら、当たり前ですけど譲れない“仕事のこだわり”がお互いあって。そういうのは遊んでいるだけでは見えてこない一面だし、馴れ合いどころかガチな言い合いをして衝突することもある。そもそも、友だちでも“本音を言える関係”か“傷をなめ合うような関係”があるじゃないですか。仕事をいっしょにするなら、本音でしゃべれる相手が良いですよね。

——しっかり本音を共有できるような友だちだからこそ、いっしょに仕事ができるんですね。

どちらかというと、友だちだからこそ揉めるんですよ(笑)。フワちゃんとも意見が食い違うことはあります。でも、だからこそ大事にしているのは、雑談ですね。むちゃくちゃ言い合った後でも、ご飯を食べながら仕事と関係ない話をする。そうすると、お互い「やっぱ良いヤツだな」と再確認できる。「あ、そうだ俺たち、もともとこの感じだったな」と思える。友だちであることを忘れないためにも、雑談はいっぱいします。そこから企画のヒントが見つかることもありますしね。

——ビジネスだけのつながりだと、仕事で揉めたら次はありません。友だちという土台があるからこそ、険悪になるくらいまで本気でぶつかり合っても元に戻れるんですね。

そうですね、友だちっていう関係は“土台”ですね。「友だちと仕事する」って、馴れ合いで楽しそうに仕事しやがってって思いますよね(笑)。でもバチバチにやりあうことのほうが多い。(馴れ合いとは)逆なんです。

「友だちと仕事する」は"馴れ合い"ではなく、"バチバチにやり合う"こと

◆放送作家になるための1歩目は、「1行で自分を表現するなら?」

——今、長﨑さんが注目しているコンテンツはありますか?

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