ショートフィルムですね。短いと2~3分、長くて10分くらいの。なにかのタイミングで、海外のホラーショートフィルムにすごいハマったんです。ショートフィルムは企画が1つ立っていればOKみたいなところがあって、ワンコンセプトで最後まで走り切れるのがおもしろくて。有名なところだと、『CURVE(カーブ)』とかですかね。10分でサクッと見られるのに、お金がかかっているのも分かるし満足度が高い。「10分でこんなに豪華な体験して良いの?」って。ほかの作品も見漁ろうと思っていたら、友だちの劇団ノーミーツ主宰の林くん(林健太郎)もTwitterでショートフィルムをたくさん紹介していて。彼とはいっしょに企画・脚本をして、作品をつくろうと画策しているところです。
——最後に、放送作家を目指している方へのアドバイスをお願いします。
まずは「1行で自分を表現するなら?」というところから、企画してみてください。たとえば、今働いていて作家になりたい方だったら“脱サラシステムエンジニア作家”とか。もしかしたら、その知識を求められる仕事が入ってくるかもしれません。あと、情報を集めているだけの時間はもったいない。うにゃうにゃ考えず、今すぐ1歩目を動き出してください!
(取材・文=堀越愛)
◆それぜんぶ企画になる。うしろだてのない放送作家が新しいエンタメで世を沸かす20の方法(左右社)
著者 長﨑周成
定価 1,870円
発売日 2022年09月07日
ページ数 224ページ
ISBN 978-4-86528-085-2