人と対面することが減ったコロナ禍、一方、対面しなくても一定の業務が進められるため、多くの企業が導入したテレワーク。明色化粧品をはじめ桃谷順天館グループではコロナ禍以前の2019年から、働き方改革の一環としてテレワークをテスト的に進めていたため、非対面の仕事には慣れていたが、世間一般ではその心構えがなかった。
「気持ちの張りがなくなったが、お肌のハリもなくなった」と打ち明けた30代の女性がいた。女性にとって肌が荒れると、気持ちもネガティブになる。そうすると、肌を隠したくなり、人に会うのも億劫(おっくう)になってしまうという。
明色化粧品・UX推進部の石田成美さんによると、『美顔水』に関する口コミで特に嬉しかったのは「肌を見せることが怖くなくなった」「気持ちが晴れやかになった」という声。商品の具体的な効果・効能には個人差があるが、その先に出てきた本音だとらえている。スキンケアは日常的なものだけに”あって当たり前”なのだが、『美顔水』で“少し輝く日常”になったという声が増えたという。
ひとつのブランド、ひとつの商品が、137年間変わらず生き続けたのはなぜか?『美顔水』にはサリチル酸が処方され、”にきび取り”を効能としてうたっており、当初は医薬品として販売された薬用化粧品。
化粧品は、その後医薬品とともに安全性の面から医薬品医療機器法(旧薬事法)で厳しく規制され、医薬品と並行して発展してきた歴史を持つ。
そして『美顔水』の成分であるホモスルファミンは医薬品の成分とされ、化粧品に使用することはできない。137年前の処方を変えずに販売できるのは、既得権を持つ歴史のおかげだった。
2020年3月には公益財団法人・日本化学会が選ぶ「化学遺産」に認定された。
「にきびとり美顔水」が日本で初めて西洋医学を取り入れた処方で開発され、日本の化粧品工業の方向性を決めた画期的な商品と位置付けられたからだ。