【兵庫・播磨】「地元の人にとっての冷蔵庫」新鮮野菜が並ぶ“たつの”の直売所 営農指導で生産者を後押し | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【兵庫・播磨】「地元の人にとっての冷蔵庫」新鮮野菜が並ぶ“たつの”の直売所 営農指導で生産者を後押し

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「収穫から1時間以内の野菜を並べるように心がけている」と話すのは、生産部会副会長の大野保則さん。それは、いちばんおいしい状態で手に取ってもらうためだそうです。

 旬彩蔵たつのの生産者は、野菜の栽培から価格設定まで自分で行います。大野さんは、購入する人のことを考えて、白菜は取っ手付きの袋に入れる、たまねぎは皮をむいて袋詰めするなど、野菜の包装にもこだわります。「農業はサービス業だ」と話す大野さんからは、新鮮な野菜を責任持って消費者に届けたいという覚悟が感じられます。

大野さんの白菜 取っ手付きの袋に入っているため持ち帰りやすい!
大野さんの白菜 取っ手付きの袋に入っているため持ち帰りやすい!

 日々努力を続ける生産者の多くが、肥料や農薬の価格高騰に直面している現在。浅田店長は、「生産コストの高騰に伴う金銭的な支援もあるが、来年度はさらに厳しい状況になるだろう」と顔を曇らせます。そんな生産者をサポートするためにと、旬彩蔵たつのが行っているのが営農指導です。

「値段が上がっている化学肥料ではなく、たい肥などの有機肥料を使いたい」という相談も増えているそう。即効性が低く、経験が無いと使用するのが難しい有機肥料で野菜を栽培するため、土壌チェックや相談にも応じて生産を支えています。

「何回でも直売所に足を運んで、生産者が一生懸命作った新鮮な野菜を買ってほしい」と呼びかける浅田店長。そんな思いを後押しするものとして、現在兵庫県では直売所や道の駅を対象にした生産者応援キャンペーンが実施されています。県産の農林水産物を買って食べることが、生産を守ることにもつながります。

(取材・文=岡本莉奈)

【おいしい御食国ひょうご買って応援キャンペーン!】
参加方法:キャンペーン参加店において税込み2,500円購入につき金券500円を配布
(1回につき金券お渡し上限額:2,000円)
金券利用期間:2022年11月19日~2023年1月31日
※金券の配布はすでに終了しています。
※金券は期限内にキャンペーン参加店舗で使用してください。

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