【中川さん】日本人の食事摂取基準2020年版では、食塩の目標量は男性7.5グラム、女性6.5グラムとなっています。食塩はナトリウムと塩素で構成されているのですが、そのナトリウムは、日本人が毎日普通の食事をとっていれば不足することがない栄養素です。しかし、過剰摂取によって高血圧や胃がんのリスクが高まると言われています。食塩摂取量が多い人は「減塩」に、少ない人もなるべく食塩を節約して使う「節塩」に取り組んでいただきたいです。
――節塩という言葉がありましたが、やはり毎日の食事では「少しでも食塩を減らすこと」の意識は重要ですね。「減塩するための工夫」にはどのようなことがありますか?
【中川さん】いくつかご紹介します。一つ目は、みそ汁などの汁物の食べ方を見直すこと。たとえば、みそ汁は1日1杯までにし、だしでうま味をきかせてみそなどの調味料を少なくしていただければと思います。二つ目は、めん類のスープはなるべく残すようにすること。一般的なカップ麺1個あたりの食塩は約5グラムになるので、スープは残すことをおすすめします。三つ目は、しょうゆやソースなどの調味料の使い方を見直すこと。食卓に置いておくとつい使ってしまうので、必要な時だけ取り出すという工夫も効果的かもしれません。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』内「コープスコープ はかるたいせつ」2023年1月24日放送回より
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