案外できてなくない?「電子レンジ強弱の使い分け」 “弱”の特長やオート機能の仕組み メーカーに聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

案外できてなくない?「電子レンジ強弱の使い分け」 “弱”の特長やオート機能の仕組み メーカーに聞いた

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 作り置きごはんや飲み物などを電子レンジで温めるとき、特に深い理由はないものの、なんとなく「500ワット」や「600ワット」を選びがちではありませんか? もちろん問題なく温めることはできるのですが、実は「弱設定(100〜400ワット)」もとっても便利なんです! 便利なポイントや最適な使い分けについて、専門家に話を聞きました。

写真提供:©日立グローバルライフソリューションズ株式会社

 まずは、電子レンジの基本情報について、日立グローバルライフソリューションズ株式会社のキッチン家電商品企画部・仁藤興次さんに教えてもらいました。

◆そもそも火を使わないのに、なぜあたたまるの?

 電子レンジの特徴は、マイクロ波を使うこと。マイクロ波は水を含んだ食品に吸収される性質があり、吸収された電波は水の分子の振動運動を活発にし、熱を発生させます。この熱により食品をスピーディーに加熱するのだそう。

(C)日立グローバルライフソリューションズ株式会社

◆「弱設定」は、ゆっくりあたためるのに最適!

 ワット数が大きいほどマイクロ波の出力も大きく、短い時間で早く温まります。しかし、温めのムラが出てしまうことも。

 一方100〜200ワットは、低い温度でゆっくりと温められることができ、乳幼児用ミルクやベビーフード、チョコレートを溶かすのに適しているそう。試しにチョコレート30グラム(板チョコ半分程度)を200ワットで3分加熱してみたところ、なめらかなトロトロチョコができました。

 さらに、電子レンジ対応のレトルトカレーを200ワット・6分で設定してみました。パッケージの表示は「600ワットで1分30秒」でしたが、ゆっくり加熱することで全体に均等に熱が広がり、「器がアツアツで持てない!」ということもありませんでした。少々時間はかかりますが、お皿のふちに焦げつきができることもなく、上手に仕上げることができました。もちろんメーカー表示通りにするのが基本ですが、急いでいないときには試す価値ありです。

筆者撮影
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