大阪・関西万博、神戸港やUSJ、淡路島などから夢洲へ12航路検討へ 「水都」魅力発信 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博、神戸港やUSJ、淡路島などから夢洲へ12航路検討へ 「水都」魅力発信 

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 大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)を運営する日本国際博覧会協会が、会場の人工島・ 夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)への来場手段として、神戸港や神戸空港、ユニバーサル・スタオ・ジャパン(USJ)、淡路島などと結ぶ12の航路を検討していることがわかった。

大阪・関西万博 来場者輸送対策協議会「来場者輸送具体方針(アクションプラン)」第2版を公表<2023年5月26日午後 大阪市中央区>

 26日、博覧会協会が大阪府・市、交通事業者などと構成する輸送対策協議会が大阪市内で開かれ、会場へのアクセスを円滑にするための「来場者輸送具体方針(アクションプラン)」の第2版として公表した。 (※記事中データ画像は今後更新、修正される可能性あり)

大阪・関西万博 来場者方向別内訳 ※画像・データ提供 日本国際博覧会協会

 協議会は、予想される来場者約2820万人のうち国内から約9割、海外から約1割と想定。国内来場者のうち約6割が近畿圏内と見込んでいる。

 そして、▼1日あたりの来場者数が16万人に達した場合のシャトルバスの輸送力(各バス事業者が運行できるバスの便数を考慮)、▼18.6万人に達した場合は会場外の自家用車駐車場、▼22.9万人で団体バス駐車場がそれぞれ”受け入れ限界”に達すると試算している。

 こうしたことから、1日あたりの来場者数が20万人を超えると、輸送のうえで鉄道の割合が加速度的に増加すると予測した。夢洲への鉄道輸送手段は▼大阪メトロ・中央線で直接夢洲へ、▼JR西日本・ゆめ咲線(桜島線)の桜島駅からシャトルバス利用の2つ。

大阪メトロ・中央線 30000A系 ※画像提供・大阪メトロ
建設中の大阪メトロ・中央線 夢洲駅周辺<2022年10月26日撮影>

 特に会場・夢洲と乗り換えなしで直結する大阪メトロ・中央線は最も輸送力があり(6両編成・現行ダイヤで1日170便)、ピーク時に最大5割の増便を見込む(1時間の最大運行本数・16→24本)。相当な混雑が予想され、過度な集中を防ぐための適切な運賃設定(新設する夢洲~コスモスクエア駅間)を検討する。(2023年4月改正の鉄道事業法に基づく)

大阪・関西万博 来場者への供給拡大策 ※画像・データ提供 日本国際博覧会協会
大阪・関西万博 雑踏などに備えた警備誘導混雑想定箇所 ※画像・データ提供 日本国際博覧会協会

 また、バス輸送について、プラン第1弾では関西各地の拠点からのシャトルバスに限っていたが、今回の第2弾では全国からの長距離バスの乗り入れを盛り込んだ。
 そして、来場には公共交通機関の利用を呼びかけるが、やむを得ず車を使う場合、事前予約制の駐車場を堺市や兵庫県尼崎市などに設けるという。


 【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】

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