元上司をめぐっては、一審で原告側が証人として申請したが、被告側が拒否をした経緯があった。しかし、控訴審で大阪高裁は出廷を認めた。
一仁さんは、「一歩前進したと思う。兵庫県警が組織ぐるみで不都合なことを隠そうとしたか、よくわかった。肝心なところで『覚えてない』というのが兵庫県警の体質ならば、これほど悲しいことはない。逆に裁判官の心証も良くないのではないか」と述べた。
控訴審はこの日で結審し、判決は2024年1月30日に言い渡される予定だが、大阪高裁はこの日、双方に和解協議をうながしている。しかし原告、被告ともに回答は避けた。