とあるラーメン屋さんで、子どもが厨房を指差して「ママ〜、透明人間がチャーハンを作ってる〜」と言っているのを聞いた私。「えっ!?」と驚きながら、思わず厨房に視線を向けたところ、目に入ってきたのは……。
誰もいないのに、中華鍋がひとりでに「シャカ〜、シャカ〜、シャカ〜」と動きながらチャーハンを作っているではありませんか。
「何これ!?」
店長さんに尋ねてみたところ、「これは、自動でチャーハンを作る『鉄腕スーパー炒レンジャーエース』という調理マシンです」と教えてくれました。
店長さんによると、お客さんから「チャーハンないの？」という要望が多かったものの、このお店ではラーメンを作るのに入魂しているためチャーハンにまでなかなか手が回らなかったのだそう。そこで導入したのが、この調理マシン。
チャーハンは、重たい中華鍋をスピーディーに振って作らなあきません。ご飯をパラパラッと仕上げ、絶妙に均一な味加減にするには職人の手さばきが必要なんです。
「さあ、どうなんだ！ このチャーハンマシンは!?」ということで、私も注文してみました。
店長が中華鍋に油をひき、ご飯・調味料・具材を投入してボタンをポン！
すると、自動的に中華鍋を振るかのごとく「シャカ〜、シャカ〜、シャカ〜」と、ローリングするように動いています。その動きに加え、鍋ふちの中央あたりにセットされているミニショベルのようなヘラがまんべんなくかき混ぜながら炒めていきます。
マシンが動き出して2分ほどが経過したタイミングで、店長がボタンをオフに。チャーハンが出来上がったようです。
果たして、そのお味は……!?
