今年もまたこの季節がやってきました。各地のホテルがこぞって展開する「いちごブッフェ(ビュッフェ)」は、いまや冬から春にかけての大人気イベントとなっています。今回、足を運んだ神戸ポートピアホテルでは、イタリアンスイーツをメインにした「神戸いちごコレクション2024」が、1月13日(土)から5月6日(月・休)までの約4か月、本館2階のダイニングカフェSOCOで開催されています。
今回のテーマは、サブタイトルに付けられた『イタリアスイーツ王国』。南北に長いイタリア半島は地域ごとに食文化に特色がありますが、現在開催の前半期間(1月13日~3月19日)では北イタリアにスポットをあてています。テーブルに着くとまず用意されているのが、ウェルカムスイーツのいちごを飾り付けたピンク色のティラミス(「いちごティラミスのイタリアンメレンゲ仕立て」)。これにホットチョコをかけていただきます。胃が起き出したところでブッフェ台へ移動。
まずは「国産フレッシュいちごの3種食べ比べ」に向かいます。この日は縦長円錐形が特徴の安定の味「章姫」、甘味と酸味のバランスがいい「紅ほっぺ」、濃い赤で甘味が強い「おいCベリー」の人気銘柄が山盛りに積まれていました。(入荷の都合で日によって銘柄は変更になります)
続いてスイーツです。黒が印象的なピエモンテ州名物のプリン「ボネ」は、チョコレート風味でねっとり弾力あるのが特徴。聖職者がかぶる帽子が原型のフィレンツェのドーム型ケーキ「ズコット」は中がいちごムースになっています。そして大粒のいちごを宝石のようにムースゼリーの中に閉じ込めた「ジュエリー・トルタ」など、何から取ろうかと迷う品揃えとなっており、北イタリアのトレンドスイーツからレアスイーツ、伝統の焼き菓子までを制覇することができます。
セイボリー(軽食)もイタリアの地方色豊かなシェフこだわりの品々が登場。パルマ地方で有名な「生ハムカービング」はライブキッチンで提供され、上品なうま味と塩味がたまりません。ニンニクとアンチョビの熱いソースに野菜をディップする「バーニャカウダ」はピエモンテ州の名物料理。他にも「ミラノ風カツレツ “コトレッタ”」、「オーソブッコ風 ~牛すね肉の煮込み~」、冬のヴェネチア名物の干し鱈「バッカラ・マンテカート」などワインにも合う充実のラインアップです。