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食事に加え、夏バテに効果的な栄養素を効率よく摂取するものとして特にこの時季人気なのは「スムージー」です。手軽な商品も登場しています。
たとえばコンビニエンスストアでは、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなどが、チルドカップドリンクとして独自ブランドのスムージーを提供しています。
中でもSNSやネット上で話題になっているのが、セブンイレブンの「セブンカフェスムージー」です。同店が2017年から一部店舗で展開しているもので、急速凍結した野菜・果物とアイスキューブを組合せて入れたカップを店内の専用マシンにセットし、その場でスムージーを作ります。
ケールとパイナップルをベースにした「グリーンスムージー」、ベリーとヨーグルトの酸味にはちみつを加えた「ベリーベリーヨーグルトスムージー」など、季節や店舗限定のフレーバーを含めて数種類がそろいます。“3分の1日分”の野菜・フルーツがとれると謳っているのも特徴です。
一方、同じ冷凍のスムージー商品で家庭向けなのは、サントリーの「Frutte!(フルッテ)」。先月末に同社オンラインストア限定で発売されました。四つ葉のクローバーのような4分割容器に、急速冷凍したフルーツや野菜の果汁・すりつぶした果肉のキューブが詰まっています。
こちらの特長は、密閉容器に材料(凍ったキューブと牛乳)を入れて振るだけで本格的なスムージーを作れること。ミキサーを使ったような出来上がりだといいます。フレーバーは、「アサイー&ベリーMIX」「トマト&アセロラ」「マンゴー&オレンジ」の3種類で、それぞれ1杯で1日分のビタミンや乳酸菌、食物繊維といった、不足しがちな栄養素を補えるとしています。
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いかがでしたか? 夏バテ撃退には、体の内側からのケアが重要になりそうです。暑さで食欲も減退しがちですが、食事をとらないと余計にバテてしまうという悪循環にも……。夏バテにいい食材を、さらっと食べられる丼やドリンクなど喉を通りやすい形に工夫して、おいしく効果的に摂取したいですね。
(取材・文=中口のり子)