兵庫県の中央部・北播磨エリアに位置する加西市は、歴史と文化が息づく自然豊かなまち。そんな加西の魅力を発信すべく、神戸を中心に活躍するインスタグラマー・ウラリエがリスナーとフォロワー15名とモニターツアーに行ってきました。
加西市の特産のひとつが、“酒米の王様”とも呼ばれる「山田錦」です。ウラリエは、10月に行われた稲刈りを手伝ったのだとか。
その加西市で創業185年を誇るのが、加西でとれた米と水を使った純米酒だけを造るこだわりの酒蔵・富久錦。社長の稲岡敬之さんと杜氏さんに笑顔で迎えられ、日本酒の仕込み体験に案内していただきました。
酒造りは、米を洗って炊くところからはじまります。見たこともないほど大きな炊飯器で炊きあがった熱々の酒米を、スコップでかき出す稲岡さんたち。熱々の米を蔵の3階まで運んだら、次は冷ます作業です。ここでは、ウラリエとツアー参加者もお手伝い。大きな布でバタバタと風をおこします。米が少し冷めたところで、ウラリエの身長よりも深い大きな木桶へと移していきます。
「三段仕込み」といわれる、日本酒の仕込み。その一段目となる初日の作業の見学・手伝いをさせていただきました。木桶に移した米が発酵することで、おいしい日本酒になるのだといいます。
ツアーに参加するには、「朝は納豆を食べてこないでください」「みかんを手でむいてこないでください」など、いくつかの注意事項がありました。
大きな樽で何千本もの日本酒が造られるのですが、髪の毛1本でも落ちればすべてがダメになるのだそう。そのため、参加者も細心の注意を払いながら見学。「それほどまでに日本酒造りは繊細」なのだと教えてくださいました。
日本酒造りを体験したあとは、蔵見学。蔵のなかは、日本酒のいい香りが広がっています。杜氏・村崎さんによるこだわりの日本酒造りの話を聞きながら、試飲・飲み比べタイムに突入。ウラリエのお気に入りは低アルコール純米酒「 Fu.」で、フルーティーでスッキリした味わいとのこと。
そのほかにも、純米大吟醸「瑞福」、やわらか搾り「柚子酒」などを飲み比べ。日本酒の味わいに舌鼓を打ちながら、参加者は皆ほろ酔い気分を楽しんだ様子です。