富久錦のフラッグシップショップ「ふく蔵」では、日本酒はもちろん、酒かすや調味料、酒まんじゅうなども販売しています。飲み比べを満喫したあとは、同店の2階にあるレストランでランチをいただきました。
旬の素材、自然の味を楽しめるランチで、この日のご飯は「むかごごはん」。富久錦の酒かすを使った「かす汁」と、デザートには「バスクチーズケーキ」もあり、参加者からは「とてもおいしかった」との声があがりました。
日本酒とランチを楽しんだら、次は兵庫県立フラワーセンターへ向かいます。
兵庫県立フラワーセンターは、季節の花などが楽しめる施設。兵庫県は全国1位のハボタン生産量を誇り、色・形・大きさ・葉の質感など、さまざまなハボタンを生産。なかでも、加西市を含む北播磨地域がおもな生産地として知られます。
温室では、熱帯植物を鑑賞することができます。じつは、同施設にはギネスブックに掲載されている植物が。食虫植物「ウツボカズラ」の捕虫袋が世界最長と認定されたそうで、長さはなんと、55.5センチメートルにもなるのだとか。そのほかにも、珍しい植物を数多く見ることができます。
ツアーの最後に訪れたのは、鶉野(うずらの)飛行場跡にある体験型ミュージアム「soraかさい」。
太平洋戦争のころ、加西市鶉野には優秀なパイロットを養成するための訓練基地がありました。その後、戦争末期には練習生による「神風特攻隊」が編成され、終戦までに63名もの命が失われたそうです。同ミュージアムではそれらの歴史に触れることができるほか、実際に使われていた戦闘機の展示を見ることもできます。
加西市の魅力を堪能できるツアーでした。
※ラジオ関西「Clip金曜日」より