「人生の最期に食べたくなるほどのおいしさとは……と考えた末、『人生最期の一口を作る』というコンセプトにたどり着きました」(大山さん)

農業の担い手不足や高齢化が叫ばれる中、姫路農園設立にあたり雇用面での不安はなかったかとの問いかけに、「現在(2024年10月時点)では、32名の正社員が在籍しており、平均年齢は27.6歳です。姫路市は人口規模が50〜60万人程度で、この規模であれば雇用の確保が可能ではないかと判断しました。その結果、概ね必要な人材を集めることができています」と大山さんは回答。
番組パーソナリティの清元秀泰姫路市長は「人生最後の一口を届けたいという、いちご作りへの想いに感動しました。病院に勤めていた頃『最期の食事に季節の果物であるいちごを食べたい』という方が多かったことを思い出します。企業としてそれを目標とされていることが、若い方たちにとってもやりがいを感じる部分なのではないかと思います」とコメントしました。
大山さんは、「売上やキロ単価など、何かしらの指標で日本一を達成できる会社にしていきたい。それが従業員の働きがいにも繋がると思うんです」と今後の目標を語り、締めくくりました。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西『ヒメトピ558(ゴーゴーエイト)』2025年1月17日、24日放送回より






