大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」がシンボルの商業施設『中座くいだおれビル』が3月26日、リニューアルオープンした。


開幕が迫る大阪・関西万博(4月13日~10月13日 184日間)とあいまって、年間1400万人以上とされる関西のインバウンド(訪日外国人客)のさらなる増加に期待が高まる。


吉本興業が展開する、劇場と食を組み合わせたレストランシアターが入店するなど、道頓堀の新たなエンターテイメント空間としても注目だ。

『中座くいだおれビル』は2004(平成16)年、老舗劇場「中座」跡地に建てられた。


中座は江戸時代の1600年代に設立されたとされる芝居小屋「中乃芝居」をルーツに、その後「道頓堀五座」のうちの1つ「中座」として、多くの演劇や歌舞伎を上演、喜劇王・藤山寛美が松竹新喜劇の拠点にするなどしていたが、老朽化などの理由で1999(平成11)年に閉場した。

