韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は8月15日、日本の植民地支配からの解放を記念する行事「光復節」(ソウルで開催)で演説した。
李大統領は日韓関係について、▼日本政府が過去の歴史を直視し、両国間の信頼を損なわない努力を期待する ▼日本は重要なパートナーであり、首脳間のシャトル外交を通じて未来志向の協力を模索する、などと述べた。
3年ぶりの革新系政権として、6月に就任したばかりの李大統領による光復節での演説は初めて。
革新系の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領は日韓の歴史問題を重視していたが、同じく革新派の李大統領は、保守系の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が進めた対日関係の改善路線を維持し、日本との関係を重視する姿勢を示している。
なお、尹前大統領は、昨年(2024年)の演説で対日関係や歴史問題について言及していない。

戦後80年を迎えた2025年は、日韓国交正常化60年にもあたる。8月15日は、日本では太平洋戦争終結の日、韓国では独立して新たな国家が生まれる礎となった日として認識が異なる。

この日、ソウル市内を取材した神戸大学大学院国際協力研究科・木村幹教授(韓国政治)が、ラジオ関西のインタビューに答えた。
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