映画『たしかにあった幻』河瀬直美監督、ロケ地で高島崚輔・芦屋市長と対談「対話とは、生とは…」

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 2月14日、映画公開を記念して、芦屋市立美術博物館(同市伊勢町)で河瀬監督と高島崚輔・芦屋市長によるトークセッションが開催された。

河瀬監督と高島・芦屋市長のトークセッション 市民約50人が訪れた〈2026年2月14日 兵庫県芦屋市・芦屋市立美術博物館〉
映画『たしかにあった幻』公開を記念して河瀬直美監督と高島崚輔・芦屋市長とのトークセッションが開催された〈2026年2月14日 兵庫県芦屋市〉

芦屋市では阪急芦屋川駅に近い「芦屋山手サンモール商店街」や「三条公園」などがロケ地に。芦屋のだんじりも登場。芦屋市民や高島市長もエキストラ出演している。

芦屋市立美術博物館では2月22日まで 映画のワンシーン、オフショット計28点を展示。キャストの素顔や現場の臨場感を感じることができる

 河瀬監督は、ロケハンで芦屋川の上流には多くのホタルが生息しているのを見たことが、撮影現場に選ぶ決め手となったと話した。
 ホタルを目にしたり子供たちが川遊びをしたりできる環境、お祭りのような地域コミュニティが残っていることに、他者を受け入れる土壌や芦屋独自の空気を感じて、心惹かれた。ロケバスを使わずに自分たちの足で距離感を確かめる中で、芦屋の商店街や風景が映画のストーリーに合致したという。

 河瀬監督は高島市長と芦屋について、「20代という若さ(2023年、当時史上最年少の26歳で市長に初当選)や優れた人柄とともに、この街の人たちなら撮影に協力してくれるのではないか、街に“男気のようなもの”を感じた」と話す。
 高島市長は、行政(役所)と市民の対話だけでなく、「市民同士の対話」の文化が広がる街づくりを目指している。河瀬監督も、「自らの心を開くこと」がリアリティを追求することにつながると考えている。

大阪・関西万博 河瀬直美プロデュース「Dialogue Theater 〜いのちのあかし〜」〈2025年6月15日撮影 大阪市此花区・夢洲〉

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