日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」をたどる春の旅。今回は沿線に咲く桜をテーマに、姫路から神河町へと北上しながら、それぞれの土地に息づく春の風景を訪ねました。
旅のはじまりは、世界文化遺産・姫路城。「日本さくら名所100選」にも選ばれている名所です。
姫路城管理事務所の小林利夫さんによると、三の丸広場ではソメイヨシノを中心に、ヤマザクラやシダレザクラなど、さまざまな桜を楽しむことができるそう。大手門を抜けた先に広がる桜並木は、多くの観光客でにぎわっていました。
なかでもおすすめだというのが、西の丸庭園のシダレザクラ。枝いっぱいに広がりながら垂れ下がる姿は見ごたえがあり、白い姫路城との組み合わせも印象的です。
さらに小林さんは、「混雑を避けるなら早朝がおすすめ」と話します。午前6時ごろからは人も少なく、静かな空気のなかで桜と姫路城をゆっくり楽しめるのだそうです。

姫路をあとにして向かったのは、神河町にある「かみかわ 桜の山 桜華園」。例年、お彼岸のころから4月末ごろまで開園し、さまざまな種類の桜を楽しむことができます。

桜華園は、平成元年のふるさと創生事業をきっかけに整備されたもので、当時、約240種類3000本の桜が植えられました。品種数は、いまでも西日本随一ともいわれています。
桜華園組合長の坂田義博さんは、「ここは花見だけじゃなく、“青空博物館”としても楽しんでもらいたい」と話します。





