「世界平和は、一人ひとりの“心の平穏”から始まると私は思っています。中東やウクライナの悲劇も、遠くで起きた“他人事”ではないのです」。

大阪・関西万博 チェコパビリオンで儀典長を務めたヴィート・コドゥセク(Vit Kodousek)氏が、ラジオ関西の取材にこう答えた。


儀典長とは、世界中から訪れるVIPや来賓、皇室の方々をパビリオンで迎え、国と国、人と人の心を通わせるための「おもてなしの責任者」。


ヴィート氏は1968年、社会主義体制下のチェコスロバキア・ブラハで生まれた。


この年、チェコスロバキアは市場経済の一部導入など社会主義の枠内で社会・政治制度の民主化を目指し、その政策は「人間の顔をした社会主義」と称された。しかし、8月21日、一連の民主化運動「プラハの春」は、ソビエト連邦(当時)主導の軍事同盟・ワルシャワ条約機構による軍事介入で弾圧される。侵攻してきた戦車に立ち向かった人々は「春は必ず来る」と信じ、1989年の「ビロード革命」で民主化を果たすと、1991年にはソビエト


◆『ICHIGO ICHIE~Ring of Peace 』
一期一会・ヴィート コドゥセク






