万博閉幕前夜の2025年10月12日、ヴィート氏はチェコパビリオンで初のライブパフォーマンス「平和の輪(The Circle of Peace)」を披露した。


静寂の中で絵筆を動かしていると、観客席の大人たちが静かに涙を流しているのが見えた。その静けさの中で、私たちは言葉や国境を越えた深い繋がりを感じたという。これが1回目。


以来、ヴィート氏は日本国内はもちろん、ドバイ、ボストンで公演を重ね、8月8日、大阪で100回目の記念パフォーマンスを達成した。

和紙と日本の墨を使い、大きな円を描く約25分間のパフォーマンスは、観客自身が内面と向き合う瞑想空間を兼ねている。
まずは完全な静寂の中、ブラシで砂紋を描き、心を整える。そこからゆっくりと、観客全員の絆を表す大きな「平和の輪」を浮かび上がらせる。


パフォーマンス中、静かに流れる英語と日本語によるナレーションでは、「一度きりの瞬間、目の前のパフォーマンスに集中してほしい。観客の皆さんの眼差しも作品のひとつ。何かとスピードが求められ、時間をしばりがちな今、あえてスピードを緩め、時間をコントロールしない世界を感じてほしい」というメッセージを込める。


◆『ICHIGO ICHIE~Ring of Peace 』
一期一会・ヴィート コドゥセク






