『1970年大阪万博パビリオン 巡礼の旅』が8月29日に出版された。会場の千里丘陵(大阪府吹田市・現在は万博記念公園)からの移設や、惜しくも取り壊されたりした経緯や裏話を綴り、全編カラー写真を使用している。
著者は日本の建築史や都市計画、地域ブランディングが専門の橋爪紳也・大阪公立大学特任教授。

橋爪教授は大阪府・市の特別顧問として、大阪・関西万博の誘致案策定に携わり、経済産業省の専門アドバイザーとしてコンセプトや会場構成案を作成する際の中心的な役割を担った。


『巡礼の旅』は、万博記念公園内にある「EXPO’70 パビリオン(旧鉄鋼館)」の企画展プロデューサー・小谷洋介氏との共著で、両氏は大阪万博のレガシーに関する検証を続けている。

両氏は、大阪万博閉幕後に国内外へ移ったパビリオン、施設、展示物、装飾品、モニュメントなど50点以上の「その後」を追跡。集大成の一冊が完成した。


2558万人が訪れた2025年大阪・関西万博。間もなく閉幕から1年となる今、レガシー(遺産)をどう継承するかがクローズアップされている。この背景には、約半世紀前に開かれ、6421万人が来場した1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」が、国の重要文化財に指定されたことなども影響している。



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