これは新型コロナウイルスの影響で年に一度の楽しみ(海外一人旅)を自粛することになってしまった独身男性社員(兵庫県在住)が、いつかの夏休みを振り返っていく連載企画です。
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イエス・キリスト最期の地であるゴルゴダの丘。かつてその丘があったといわれている場所に建てられている聖墳墓教会を訪れた。
エルサレムの旧市街地は、宗派によってムスリム地区、ユダヤ教徒地区、アルメニア人地区、キリスト教徒地区といった具合に4つの区画に分かれている。それぞれの教徒にとっての重要な場所がそれぞれに存在し、ユダヤ教徒にとっての「嘆きの壁」、ムスリム教徒にとっての「黄金のドーム」、そしてキリスト教徒にとっての重要な場所が、ここ「聖墳墓教会」である。
教会の入口前の広場には、欧州からと思しき観光客の団体が集合写真を撮っていたが、そのバックにはあまりにシンプルな配色の壁と扉しかなく、日本の一部の神社なんかに見られる「インスタ映え」のようなものとは大きな違いを見た気がした。
ぼくにとっては何の変哲もない石畳や壁だったが、彼らにとって、そこにはきっと感じるものがあるのだろう。
教会に入ってすぐ。イエス・キリストが息絶え、十字架から降ろされたときに遺体を横たわらせたといわれている石板があった。
【『独身リーマン、世界へ』イスラエル編 アーカイブ】
(1)独身リーマンがイスラエルに行って、すぐ帰りたくなった話
(2)イスラエルで迎えた、はじめての朝
(3)イスラエルの公衆トイレでドキドキ体験?!
(4)聖地・エルサレム到着
(5)エルサレムの旧市街地で感じた「人間の暮らし」
(6)「嘆きの壁」の2つの秘密
(7)キリスト最期の地「ゴルゴダの丘」