大阪・関西万博(4月13日開幕)のシグネチャーパビリオン(テーマ館)の1つで放送作家・小山薫堂氏がプロデュースする「EARTH MART(アースマート)」が、会場・夢洲(ゆめしま 大阪市此花区)で報道陣向けに公開された。


パビリオンのテーマは、「いのちをつむぐ」。コンセプトは、「食を通じて、いのちを考える」。
パビリオンでは、日本人が育んできた食文化と、テクノロジーによる食の進化を共有して、未来社会に向けた“新しい食べ方”を提案する。

小山氏は放送作家として、大ヒットテレビ番組「料理の鉄人」を手掛け、食べ歩きを綴った書籍「ふくあじ」を執筆するなど食にまつわる作品が多い。
また京料理茶懐石「下鴨茶寮」の代表取締役社長(主人)も務める。

小山氏が手がけるパビリオンは、大阪・関西万博のテーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」を具現化する8つのシグネチャーパビリオン(テーマ館)の1つ。
テーマ館はこのほか、映画監督の河瀬直美氏、慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章氏、生物学者の福岡伸一氏、音楽家で数学研究者の中島さち子氏、ロボット研究者で大阪大学大学院教授の石黒浩氏ら8人がそれぞれプロデュースする。
小山氏の『EARTH MART』は、茅葺き屋根で覆われた特徴ある建物。集めた茅は大阪(淀川のヨシ)、滋賀(近江八幡のヨシ)、熊本(阿蘇の草原)、静岡(御殿場のススキ)、岡山(蒜山の茅)。





