兵庫県・加古川市の「かつめし」を知っていますか? 地域で世代を超えて受け継がれ食されてきた文化が評価され、令和4年度(2022年度)に「100年フード」として認定された“ご当地グルメ”です。
かつめしが市内で広まった理由や今後の地域との関わり方などについて、「一般社団法人加古川観光協会」の担当者に話を聞きました。
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マップ作製やのぼりを通じかつめしの広報活動などを行っている同協会によると、かつめしが誕生したのは昭和20年代。戦後間もない頃に加古川駅前の食堂で考案されたそうです。

「お箸で気軽に食べることができる洋食」として人気を得たのち徐々に広まっていったそうで、現在では加古川市とその周辺地域の100店舗以上の店で提供されています。
かつめしの定義は諸説あるとのことですが、スタンダードなスタイルは「皿に盛ったご飯の上に叩いて平らにした牛肉のカツ(ビフカツ)をのせ、デミグラスソース系のタレをかけたものにゆでキャベツを添え箸で食べる」とのこと。
スーパーでは専用タレが販売され、家庭でも食卓にのぼるメニューです。また学校給食に採用されるなど、市民への浸透ぶりが伺えます。




