最近、京都で話題となっているサウナがあります。その名も「ぎょうざ湯」。なんでも、餃子とサウナが楽しめるのだそうですが、一体なぜ、そのような店が生まれたのでしょうか? 詳しい話を店の人に聞きました。
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「飲食店がいくつも入る“飲食会館”を作りたいと思ったのが始まりでした」と話すのは、ぎょうざ湯を営む、株式会社ととのうの代表取締役・坂田哲也さん。
不動産業をしている坂田さんが、現在の「夷川餃子なかじま 団栗店」がある場所に、飲食会館を作りたいと思い、1階に2店舗・2階に4店舗が入る「どんぐり会館」を作りました。

そして、以前から経営している京都・二条城の近くにある「夷川餃子なかじま 本店」の2店舗目をどんぐり会館の1階に出すことになった際、建物の奥にもテナントがありましたが、人が入りにくい場所だったため、「自分たちでやろう」という話になったのだそう。
「当時、仕事終わりにみんなでサウナに行って、飲みに行くというのがルーティンになっていたのですが、徐々に若い男の子が銭湯に来るようになり、自分たちが入りにくくなってしまいました。そこで、『自分たちでサウナを作ろう』となり、餃子店の奥にあるテナントをサウナにしました」(坂田さん)
現在、餃子店には多くの外国人観光客が訪れ、行列もできるほど人気となっていますが、ぎょうざ湯の利用客はほとんどが日本人だそう。
「サウナは完全予約制のため、システム上難しいのか外国人のお客様はほとんどいらっしゃらないです。だいたいですが、30~40代の男性が7割、30~40代の女性が2割、残りがご年配の方というイメージです。遠方から訪れる人も多く、3分1くらいは関東から来られます」(坂田さん)



