《2》震災報道の検証 【10】被害状況
【10】被害状況
(1)被害内容の一覧 [被害場所] 被害内容
[ラジオ関西 本社 須磨区行幸町]
【本社々屋】罹災証明 『全壊』。
ビル全体の外壁面に亀裂、タイル剥離
正面玄関ロータリー・駐車場・建物周辺路面陥没
(1階)
ロビー・ホールの壁面亀裂、玄関ドア、窓ガラス破損
(2階)
ビル支柱に亀裂、スタジオ周辺のコンクリート壁倒壊
スタジオ防音ドア・防音窓ガラス破損
事務室・レコード室・応接・倉庫等ドア破損開閉不能
事務室壁面亀裂、レコード棚が倒れレコード多数破損
録音スタジオ1室使用不能
放送設備・音声機器の多数が倒れ一部破損し使用不能
OA機器、什器備品類多数破損し使用不能
【付帯設備】
上下水道管破裂、ガス管破損
空調設備故障、空調配管ダクト破損
[神戸営業局事務所神戸新聞会館 神戸新聞会館内]
『全壊』で取り壊し決定
被災後全面立入禁止のため電算機端末・OA機器・什器備品類一切搬出不能(滅失)
[淡路送信所]
液状化現象により敷地内地面亀裂、一部陥没
中波送信アンテナ周辺防護フェンス一部破損
[当社関連企業ビル 本社敷地内]
【レストインスマ】罹災証明 『半壊』
上下水道管破損、ガス管破損
屋根鉄骨一部破損、ビル壁面・階段亀裂
空調用クーリングタワー破損、エレベーター故障
(2)復旧状況 [項目] 復旧状況
[ラジオ関西本社屋]
(本社屋復旧状況)
本社屋は住宅都市整備公団と区分所有の12階建てビル。
被災後、1月24日から放送スタジオ及び本社機能を敷地内の当社関連企業ビル内に移し、放送継続。
また、被災直後から駐車場内で建設にかかった仮設スタジオ・仮事務所などプレハブ3棟が2月末に完成、放送機器等を再度移設して3月1日より放送を始める。
4月末に本社ビルを補強、補修して復旧を図ることで住宅公団と合意。5月以降3階以上の住宅部分から補修工事に着工。
(付帯設備・放送設備・什器備品の復旧状況)
上下水道・ガスは8月までに修理予定。 空調設備は修理凍結。
コンテナ型録音スタジオ2室を敷地内に建設放送機器、什器備品は一部修理、その他は買い替え。
[神戸営業局事務所]
ハーバーランド内ダイヤニッセイビルに事務所を移し、1月25日より営業活動を再開。事務機器、什器備品は買いそろえる。
[淡路送信所]
敷地内地面の陥没は整地予定。
中波アンテナ周辺フェンスも修理予定。
[当社関連企業ビル]
【レストインスマ】は4階建てのテナントビル。
4月初旬には上下水道、ガス管の破損修理は完了、営業再開。
ビル壁面・階段の亀裂は現在補修工事中。
エレベーター及び空調用クーリングタワーは修理時期未定。
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