~美帆の大発見~
現代の大学生の「子育て・結婚観」ってどうなんでしょう?
先週3月8日(木) 兵庫県と神戸新聞社が主催する子育て応援プロジェクト「大学生の1日パパママ体験報告会」というイベントが神戸市中央区クリスタルホールで開催されました。
★一日パパママ体験!大学生の子育て訪問事業って??
大学生の皆さんに、子育て中のご家庭を訪問し、育児を体験してもらう活動。
体験を通して、学生の皆さんの「育児って上手くできるのかなぁ」「育児ってイメージできない」と言った不安や疑問を解消し、育児を身近に感じてもらうきっかけづくり。
兵庫県と神戸新聞子育てクラブすきっぷが連携して、兵庫県内の大学の協力のもと
家庭と学生のマッチングを行なっています。
★なぜこのようなプロジェクトができたの?
兵庫県健康福祉部 入江武信 少子高齢局長のお話…
兵庫県内でも少子化に歯止めがかからない現状
平成28年 兵庫県内の年間出生数 44132人
平成29年 42198人
→この一年間だけでも2000人近く減少!!
<少子化の原因分析>
①そもそも結婚していない人が増えている
生涯未婚率(50歳以上で一度も結婚しない人) 男性5人に1人・女性7人に1人
②晩婚化
平成27年 兵庫県調査 初婚年齢 男性30.9 歳 女性29.4歳
③晩産化
平成27年 全国調査 第一子出産時の母親の平均年齢 30.7歳
これはなんとかしないと!!!→
平成27年、兵庫県と神戸新聞社子育てクラブ「すきっぷ」が連携して、対策を取って行くこととなる。
↓
若者世代に意識調査をすると、子育てに関して、関心がないわけではないが
「実感がない」「上手くできるか自信がない」という回答が多数
↓
そこで、現役大学生の有志に、実際に子育て家庭に行って、子育てを体験してみてもらったらどうか→「大学生の1日パパママ体験報告会」
2016年度からスタートした取り組みで今回2017年度で2回目
今回のイベントは2017年度の取り組みの報告会でした。
当日の内容は…
- 阪神電鉄・武庫川女子大学共同企画 「結婚子育ての不安リサーチ」
- 神戸親和女子大学の子育て支援の取り組みについて
- リレー基調講演 「大学生の子育て訪問体験」
神戸大学発達科学部人間形成学科2年生
甲南大学大学院人文科学研究科1年生
夙川学院短期大学 児童教育学科3年生
兵庫教育大学 学校教育学部 学校教育専修幼年教育系コース3年生
神戸親和女子大学 発達教育学部 児童教育学科4年生
ご家庭に行った時の写真などをみて、リレー形式による報告会を行う形式。
神戸大学発達科学部人間形成学科2年生 福田夏実さん・浜藤ゆかこさんにインタビューしたところ…
育児に関する意識が初めから高かった2人、今回の訪問で、よりリアルに子供を感じ、
「子育てをしてみたい!」という気持ちが高まったようです。
★ママ亀野さんのリアルなお話
「一日が子供をあやしながら、子供と抱き合うだけで終わってしまう日もあり、不安な気持ちや焦りで押しつぶされそうなこともあったが、一生のうちで、こんなにも一人の人間から必要とされることはあるだろうかと、我が子を愛おしく思う気持ちを改めて感じることで乗り切って行った(涙)」
★神戸大学伊藤先生によるまとめ
統計によれば6歳未満の子供を育てている世帯の数 10件に1件
数の上では少数派になるのかもしれないが、 周囲が共感の意識を高めることで、気持ちの上でマイノリティを感じさせないことはできる。そうあってほしい・・
と締めくくっておられたのがとても印象的でした。
3月28日(水曜日)の神戸新聞の記事でも取り組みの内容が報告される予定です!