夢前町の隣町・姫路市安富町「奥播磨かかしの里」親善大使で、写真作家でもある臼井さんは、“ひな人形かかし”を連れて菜の花畑に。「毎年、姫路城マラソンでにぎわう菜の花畑一帯、ことしも美しく咲きました。マラソンは中止でも、コロナ退散の祈願祭の場として活用できたことをうれしく思います。ステイホームとは言われますが、こうして青空の下、鮮やかな菜の花の色に元気をもらうのもいいですね」と話した。
このほか、2007年に相生市でアスファルトを押しのけて出現した「ど根性ダイコン『大ちゃん』」の絵本を出版したカラー・アートセラピスト(色彩・芸術療法士)、みやざきあゆみさんが『衆怨悉退散』の文字が書かれた紙札(護符)に菜の花の挿絵を描いた。
2021年もコロナと向き合う私たち、しかし確実に季節はめぐる。書写山の麓、夢前にも春が来た。菜の花は3月もしばらく見頃。書写山ロープウェイ「書写駅」の北東、夢前川をはさんで私たちの目を和ませる。