多様な気候や風土から“日本の縮図”とも呼ばれる兵庫県。それぞれの地域ならではの海の幸や山の幸もたくさんあります。そんな兵庫自慢の食材を楽しめるフェア「コレも兵庫!HYOGO うまいもん COLLECTION」の第1回が今月16日から開催されます。
兵庫県と株式会社ワールド・ワンが協力して実施する今回のフェアは、県産食材のさらなる認知度向上や販路拡大を図ることを目的としています。提供される料理は、生産量や漁獲量が全国トップクラスの食材や地域の名産など、兵庫が誇る様々な食材を使用したもの。昨年度のフェアが好評だったことに加え、季節ごとに旬の食材を楽しみたいという県民の要望を反映し、季節を変えて年3回開催予定だそうです。
県産食材を使用した料理が味わえるのは、神戸市中央区の「ひょうご五国ワールド神戸三宮横丁」。ここは、ブランド食材からソウルフードまで兵庫の“うまい”が集まるお店。兵庫の魅力を、協力して発信することを目的に、2019年度に株式会社ワールド・ワンと兵庫県が連携協定を結び、その後オープンしました。
第1回の開催期間は5月16日~6月18日まで。今回は、神戸ビーフや淡路島たまねぎなどの知名度が高い食材のほか、全国トップクラスの生産量を誇る食材や、 「淡路島えびす鯛」のような地域の名産などが集まります。
■須磨海苔
神戸で生産されたものだけが名乗ることのできるブランド海苔。大阪湾の豊富な栄養と明石海峡の潮の流れにより育まれた海苔は、色の黒さと艶、肉厚なのに歯切れが良いのが特長です。兵庫県の2022年漁期(2022年12月~2023年5月)の海苔の生産量は全国1位を誇ります。フェアでは、一番摘みの海苔の風味を感じてもらうため、手巻き寿司などで提供されます。
■淡路島たまねぎ
全国的にも有名な淡路島たまねぎ。柔らかくて甘く、辛み成分が少ないことが特長です。品種の選別やたまねぎ小屋での乾燥など、時間と手間をかけて生産されます。「たまねぎ」の生産量は全国3位。