開業のきっかけは“震災” 「人々の幸せ」願う鉄板焼店の大将 子どもへ食事無料提供も【兵庫・神戸】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

開業のきっかけは“震災” 「人々の幸せ」願う鉄板焼店の大将 子どもへ食事無料提供も【兵庫・神戸】

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 神戸市三宮にある、鉄板焼き店『空海』。店をオープンしたきっかけには、阪神・淡路大震災で被災した店主の“熱い想い”がありました。

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 同店は、神戸ヘレステーキ・鉄板焼・お好み焼のほか、「そばめし」という神戸の名物料理を提供。地元のミュージシャンやタレントなども足繁く訪れるといいます。

神戸名物「そばめし」

 中でも看板メニューは千切りキャベツをたっぷり使った「空海オリジナルお好み焼き」。5種類の粉をブレンドした生地や果実入りのオリジナルソースを使用するなど、こだわりが詰まっています。

店主イチオシの「空海焼き」

 店主の植木寛太さんは、もともと貿易会社でサラリーマンとして働いていましたが、1995年の阪神・淡路大震災で被災したことをきっかけに、自分で事業を展開しようと考えたのだそう。

阪神・淡路大震災直後の神戸の街の様子

「当時、三宮に住んでいて、瓦礫と化した街の復興にどうやって取り組むかを考えました。そこで、『毎日の食事は人を幸せにする』と信じ、飲食店を始めることにしました」(植木さん)

 鉄板焼き・お好み焼のジャンルを選んだ理由については、「何かお店を始めたいと思った時、飲食店をやっている友達や知り合いに色々と聞いたのですが、どんなジャンルでも技術が必要であることを知りました。そこで、家庭的な料理であるお好み焼を選んだのです」とのこと。

 現在では、神戸のロックンロールバンド「ワタナベフラワー」のボーカルであるクマガイタツロウ氏が取り組む“ICHIZENプロジェクト”にも参加しています。

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