「地元では昔から『玉子焼』と呼ばれていました。ですが、昭和63年頃に市の職員がまちのPRになるように『明石焼』と命名したところ、各地にそのネーミングが広まり、存在が全国区になったそうです」(担当者)
ちなみに明石焼は統一名称ではないのだそう。「昔ながらの玉子焼と表記している店舗もあるため、お店探しの際はそのあたりもチェックしてみてください」と付け加えていました。
明石焼を通じ、今後どのように地域を盛り上げていきたいかについて聞きました。
「明石は“食のまち”としてPRしており、観光客が求めているものも食にまつわるものが多いです。明石焼もその一つのツールとして今まで以上に活用していきたいですね。すでに、冷凍明石焼や自宅のタコ焼き機で明石焼を作れる粉セットなどが登場しています」(担当者)
最後に「お店によってそれぞれ個性があり、食べ比べするのにぴったりなメニューが明石焼です。1人前を2人でシェアできるお店もたくさんありますので、ぜひ明石で自分のお気に入りの味を見つけてほしいです」と、明石焼の推しポイントをアピールしていました。
☆☆☆☆
市内の店舗では穴子が入ったものやあんをかけたものなど、続々とニュースタイルの明石焼が誕生しているのだとか。昔の良さを残しつつ進化し続けるご当地グルメ・明石焼。ルーツを感じながら、専門店をハシゴしてみるとおもしろいかもしれません。
(取材・文=長塚花佳)
※ラジオ関西『Clip』水曜日 2025年4月23日放送回より




