【煮こごり】
牛のすじ・アキレス・テールなどをとろ火で煮込み、たっぷりとゼラチン質が出たスープを冷蔵し固めた津山の郷土料理。白飯との相性は抜群なのだとか。
【津山ホルモンうどん】
ホルモンから出たエキスと味噌・醤油ベースのタレが、炒めたうどんや野菜に絡まりやみつきになる人も多いひと品。
このホルモンうどんは「B1グランプリ」で全国に知れ渡った津山のご当地グルメであるが、「ホルモン独特の臭い」がほとんどしないことが特徴のひとつ。
洗浄処理が遅れると臭みが残ると言われているホルモン。津山市内にある食肉処理センターの職人は手間のかかる内臓の処理作業を手早く終える技術を持っているそうで、これがおいしいホルモンを提供できる秘訣なのだそう。
「生まれも育ちも津山。ここを離れて東京で生活していた時期、故郷と同等クオリティの肉やホルモン出会えたとしても価格は3倍だった」と振り返るのは同市職員。「幼い頃から津山の牛肉料理を食べて育ってきたので、新鮮な牛肉料理を食べられることが当たり前だと感じていました。地元で新鮮な牛肉を手軽に食べられる環境に、今はありがたみを感じています」と語った。
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津山の肉料理は、令和3年度に農業水産省の「SAVOR JAPAN」地域として認定され、また令和4年度には文化庁の「100年フード」にも認定されている。おいしい肉を求めている人は、知る人ぞ知る“肉の聖地”まで足を伸ばしてみるといいかもしれない。
※ラジオ関西「木曜Clip」 2025年5月22日放送回「岡山県北 美の国Clip」より




