そして、2022年10月に起きた韓国・梨泰院(イテウォン)雑踏事故の遺族とも交流を続ける。
「ご遺族とは悲しみ、苦しみを共有しながら、前を向いて歩みたい。明石歩道橋事故も、梨泰院の事故も防げたはず」。
毎年、韓国を訪れ、梨泰院事故の遺族と顔を合わせる。遺族がつながっていくペースの早さと強さに驚く。


現場で献花した丸谷聡子・明石市長は「この(歩道橋)事故と、大蔵海岸砂浜陥没事故(2001年12月30日発生)という2つの大きな事故を経て、安全という意識が根付くよう取り組みたい。事故から25年。原点に立ち返る時だと感じている。市の主催行事で人が亡くなるという、あってはならないことを感じることが、『市民安全の日』の大きな目的。
事故を知らない職員が6割を越えた今、記憶の継承と風化をさせない取り組みに力を注ぎたい」と誓った。
【明石歩道橋事故】
2001年7月21日、午後8時45分~50分ごろに発生した。明石市・大蔵海岸で開かれた「市民夏まつり・花火大会」の会場とJR朝霧駅とを結ぶ歩道橋に殺到した見物客が転倒、「群集雪崩(ぐんしゅうなだれ)」という現象が起き、子ども9人と高齢者2人の計11人が犠牲となった。
事故をめぐる刑事裁判では、雑踏警備を担当し、業務上過失致死傷罪に問われた明石市と兵庫県警・明石警察署、民間警備会社の幹部ら5人が有罪が確定した。






