スイーツやお酒、お肉、食べ物だけではなく、雑貨など、神戸ならではの逸品が大集合する「神戸市WEB物産展」が、インターネットショッピングサイト「楽天市場」の中に期間限定でオープンしました。昨年11月に第1弾が開催され、そのときの大好評を受けての第2弾。今回も、先着3000回とされた30パーセント割引のクーポン申し込みが初日に定員に達するなど、盛り上がりを見せています。その物産展に出店した2つのお店に話を聞いた。
■1軒目…ボタン専門店『トシ釦店』
――店内にはたくさんの種類のボタンがあって、めちゃくちゃきれいですね!
ありがとうございます。きれいですし、季節感もあるんです。日本ならではの四季折々様子をボタンで表せます。春夏ものならパステルな感じ、秋冬ものになるとダークな感じになったりとか……。そういった変化があるので、毎年楽しめますね。
――今までボタンに季節を感じたことはありませんでしたが、確かにこの数を見たら納得!
最盛期では、神戸にボタン専門店は8軒ありましたが、残っているのはウチだけです。今の厳しい状況を鑑みてネット展開していこうと思い、今回のWEB物産展に参加することにしました。表現の場でもありますので、ボタンでカフスや指輪が作れることを知ってもらい、「あ、ボタンでこんなことができるんだ」と思っていただけるような提案をしていくことは、今やらなければならないことだと思うし、とにかくボタンが売れて欲しいですね(笑)。
――今ここに並んでいる、港町を感じさせるものが、今回出展されるものなんですか?
そうです。今回は神戸市が主催されるので、それにちなんだものを、と。「イカリ」のマークがついたものは、シンボリックでかわいいですよね。小さいものはカフスにしたり、大きいものは指輪にしたり、とか。スズでできた鉛色のにぶいシルバーのものは、メッキをしていないので錆びにくいという特徴があります。