今春からスタートした、岡山・美作地域の食の魅力を伝える「美作国 “美味し国”プロジェクト」。特長的な項目の1つ、「新開発グルメ」は、地元の特徴的な食材をふんだんに使用して、野菜ソムリエや地域のホテル料理人らが自慢のレシピを開発したというものだ。そのなかには、地元や観光客に親しまれる素朴なメニューもある。
岡山県津山市にある鶴山公園の南側、「つやま自然のふしぎ館」や「津山郷土博物館」のすぐそばにある弁当・総菜の店「あっちゃんの大きな木」のメニュー、「ふんわり玉子のそずりあんかけ丼」もその1つだ。
ごはんの上にふんわりと焼いた玉子をかけて、さらに、津山産のしょうがとご当地食材「そずり肉」(骨の周りの肉、「そずる」は岡山で「削る」を意味する言葉)を甘辛く煮たものをのせて、最後に和風あんかけをかけたものを1つの皿にギュッと詰めた料理だ。米や季節の野菜も地元産を使用している。
メニュー開発者の店主「あっちゃん」こと上原明美さんは、「そずり肉をもっと知ってもらいたくて、お手軽に食べられるのは何かないかと考えて、丼にたどり着きました。そして、お子様からご年配の方まで幅広く食べていただけるように、あんをかけてみました」と笑顔で語る。また、そずり肉の甘辛煮と和風のあんを組み合わせたときの味の調整にはかなり苦労したという。
「ふんわり玉子のそずりあんかけ丼」は1,200円(税込み)。弁当や総菜など店内での食事はもちろん、テイクアウトも可能。店主のあっちゃんの笑顔とともに、地元の食材をいかしたおいしい丼に癒されたい。
※ラジオ関⻄『羽川英樹ハッスル!』2022年5⽉5⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より
◆「あっちゃんの大きな木」公式Instagram
◆「美作国 “美味し国”プロジェクト」