捨てるなんてもったいない! 『大根おろしの汁』で肉は柔らかく、ご飯はツヤツヤに | ラジトピ ラジオ関西トピックス

捨てるなんてもったいない! 『大根おろしの汁』で肉は柔らかく、ご飯はツヤツヤに

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 大根おろしの“しぼり汁”には、栄養素や酵素がたっぷり。捨てるなんてもったいない! あますことなく活用する方法を、栄養のプロに聞きました。

◆カリウムとビタミンCの宝庫

 NPO法人はみんぐ南河内の管理栄養士・時岡奈穂子さんによると、大根おろしが持つ栄養素のなかでも特徴的なのはカリウム。カリウムにはナトリウム(=塩の成分)を追い出す効果があるため、ナトリウムにより血流量が増え血圧が上がるのを予防してくれるといいます。ビタミンCが豊富なのも、うれしいポイントです。

◆しぼり汁には消化酵素がたっぷり

 消化酵素には糖質やデンプンを分解する働きがあり、これがさまざまな場面で大活躍。ただし、大根に含まれている消化酵素にはおろしてから時間が経つほどに効力が失われてしまうという注意点も。そのため、なるべく早く使うのがオススメです。

◆お肉がグッとやわらかに!

 しぼり汁に30分~1時間ほど漬け込むと、お肉はとてもやわらかくなります。その際、下味と一緒に漬け込むのもいいそう。ただし、漬けすぎは禁物! 半日も漬けると、肉の部位によってはボロボロになってしまうそう。

◆一緒に炊くと、甘みのあるつややかご飯に!

 デンプンは酵素で分解されることで甘みが増します。ご飯をしっかりかむと甘くなるように、同じ働きを大根のしぼり汁が担ってくれるのだとか。試しに、お米2合にしぼり汁大さじ1を入れて炊いてみたところ……?

 大根特有の香りも気にならず、甘くてツヤのある炊き上がりに! 水加減は通常と同じで問題ありませんが、しぼり汁分は差し引いて調整してください。

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