兵庫県姫路市にある洋菓子店が、ケーキ作り以外にも地域貢献に繋がる取り組みを行っているといいます。どういった活動をしているのか取材しました。
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話を聞いたのは「パティスリール・クール」(姫路市野里)のオーナーパティシエ・眞砂大輔さんです。
同店では地産地消にも力を入れ、播磨産のはちみつや卵を使用。「地域の素材を使い、地域で販売し、地域の人に届ける」という持続可能なサイクルを大切にしています。
パティシエと並行し母校で特別講師を務め、技術だけでなく「仕事として続ける姿勢」を伝えている眞砂さん。若手技能者を評価する制度の必要性も提案し、「技術を可視化し次世代の励みにしたい」と語ります。
さらに就労支援施設での製菓指導にも取り組んでいるとか。現場では障がいのある人が無理なく作業できる工程設計やレシピ改良、商品価格の適正化まで“一歩踏み込んた支援”をしています。眞砂さんは「良いものを正しく評価してもらうことが工賃向上につながる」と話します。こうした活動が評価され、令和7年度の「障がい者の生涯学習支援活動に係る文部科学大臣賞」を受賞しました。
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スイートなイメージが強い製菓の世界ですが、背景には技術継承や評価制度、福祉との連携といった社会的課題が横たわっています。地域の一店舗から始まる取り組みは、まちの未来を支える人材育成にもつながっているようです。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「ヒメトピ558」2026年3月6日、13日放送分より




