神戸のトルステン・フィンク新監督(画像提供:ヴィッセル神戸)
サッカー・J1のヴィッセル神戸で、8日に監督就任が発表されたトルステン・フィンク氏の就労関係が14日に整ったことを受けて、フィンク監督が試合前日の取材対応を実施。「ようやく仕事をスタートできることをすごく嬉しく思います。ヴィッセル神戸という素晴らしいクラブ、そしてこの強いチームのリーダーとして仕事をできることを光栄に思っています」というコメントを発表した。
就任後最初の試合となる明治安田生命J1リーグ戦の第15節、FC東京戦を前日に控えたなか、フィンク新監督は「みんなでいいチームを作れることを確信しています。もうすでに生で試合観戦も行っていますし、動画でも何試合かは観ています。FC東京戦までに私のアイデアで準備をするということに関しては時間がないのも分かっています。スタート時点で首位のチームとやるとなると、こちら側からすれば、得ることしかない」と、急な指揮にもポジティブにとらえる言葉を発し、「私もチームとこれからの目標を短期的と長期的に分けています。ショート(短期的)は、次の試合に勝つこと。ロング(長期的)は上位のチームになり、タイトルを獲得し、AFCチャンピオンズリーグにも出場することです。さらにその上を行くと、アジアNo.1クラブになることを目標としています。でも、まず大事なのはファーストステップを踏むことで、それ以上を考えるとこけてしまうこともあるので、まずは目前のことに集中します。ステップbyステップです」と抱負を述べた。
「私自身は努力家ですし、家族もそうですし、ドイツでもその様な方が多い地域で育っているので、このクラブのためには24時間働きたい。一人ひとり、ここ(クラブ)で働いている人たちの力があって一致団結できると思うので、それを忘れずに頑張っていきたい」と、強い意気込みを示したフィンク新監督。チームに新たな息吹を与えることができるか、その采配に注目だ。
- J1・神戸 出番に飢えている東京五輪世代の藤谷、増山、中坂ら若き逸材のさらなる台頭に期待がかかる
- J1のヴィッセル神戸 フィンク新監督が所信述べる「大事なのはファーストステップを踏むこと」
- J1の神戸 ポドルスキがドイツで耳の手術を実施 再来日は7月以降となる見込み